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僕たちは監視されている [★★★]


僕たちは監視されている (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)僕たちは監視されている (このライトノベルがすごい!文庫) (このライトノベルがすごい!文庫)
里田 和登 国道12号

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「IPI症候群(クローラ)」と呼ばれる病の治療者「IPI配信者(コンテンツ)」として、小日向祭は自活しながら日々騒がしい高校生活を送っていた。そこに、同じく「IPI配信者(コンテンツ)」であるテラノ・ユイガが転校してきたことにより、祭たちの高校生活は波乱含みの変化を余儀なくされていく……。親友の一葉も交え、思春期の心が織りなす友情と秘密の近未来青春ドラマがはじまる。現代社会への寓意も込められた作品。


 とんでもなくえげつねえ世界だなあ、と感じつつもこれは設定とキャラ造形の勝利だと思いました。
 というかどのキャラもIPI症候群に対してすごく真摯なのが意外だった。特に祭ちゃんはそれをひしひしと感じた。そのおかげもあってこのIPI症候群というのをいろんな視点から捉えることができたんだけど。にしても、こんな少年少女たちがきちんとIPI症候群患者を満たすためのコンテンツとなり、レベルによって違うけども自らのプライベートをある程度晒しているのに、それほど後ろめたさは感じない。もちろん一歩間違えれば社会的抹殺もありうる倫理的な問題は常に横たわっているし、コンテンツの配信は非罹患者のエンターテイメントになりえてしまうが、あくまでも絶対的な「治療行為」であるのが終始貫かれている。

 そして自らの性別を偽りコンテンツとなった祭とそんな彼女のサポートに当たる一葉は、ふつうの高校生活を過ごしているときに、同じコンテンツでトップランカーに近いユイガという少女が転校してきます。
 この二人の絡みそうで絡まない想いと、もどかしいようなすれ違いがとてもいいようにモヤモヤさせてくれた。
 直向きにユイガへ歩み寄ろうとする祭と、レベルを下げられない事情があるユイガはお互いに傷つけ合ってしまい、コンテンツとしての自分を振り返り悩んでしまう。互いが互いを配慮した結果がこうでは、誰も報われません。傷つけてしまったことに責任を感じて逃げるユイガ、秘密を打ち明けてくれたユイガに自分ができることを模索する祭。表面が破裂寸前のシャボン玉のような想いは中空で漂いながら、やがて二人をひきつける。
 最後に導かれた答えはとても温かいもので、かげがえのないものだと思いました。でも祭は手段がちょっと強引すぎるw いやあれはあれですごく良かったんだけど、挿絵がないとはどういうことだ!

 とにかくもう雰囲気から好きになれた作品でしたね。祭とユイガの今後のこともあるし続編もいけると思う。
 あと祭のまっすぐなキャラがとても好きです。なんか久々にいい男の娘を読まされた。

2010-09-29 : 文庫感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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