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クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 [★★★]


最近名作続きですが、私としては大歓迎。というか戯言シリーズやっぱ面白いです。
西尾さんの文章が肌に合うという、とにかく読み入ってしまう。550Pあるけど、そんなに気にならずにスーッと読めた。
しかしこの話、なんと悲しいことか。特に巫女子ちゃんはねぇ。


クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社文庫 に 32-2 西尾維新文庫)クビシメロマンチスト―人間失格・零崎人識 (講談社文庫 に 32-2 西尾維新文庫)
(2008/06/13)
西尾 維新

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人を愛することは容易いが、人を愛し続けることは難しい。
人を殺すことは容易くとも、人を殺し続けることが難しいように。
生来の性質としか言えないだろう、どのような状況であれ真実から目を逸らすことができず、ついに欺瞞なる概念を知ることなくこの歳まで生きてきてしまった誠実な正直者、つまりこのぼくは、5月、零崎人識という名前の殺人鬼と遭遇することになった。それは唐突な出会いであり、また必然的な出会いでもあった。そいつは刃物のような意志であり、刃物のような力学であり、そして刃物のような戯言だった。
その一方で、ぼくは大学のクラスメイトとちょっとした交流をすることになるのだが、まあそれについてはなんというのだろう、どこから話していいものかわからない。ほら、やっぱり、人として嘘をつくわけにはいかないし――戯言シリーズ第2弾


寄せられる愛と、殺人鬼との邂逅。そして巻き起こる死の連鎖――。

こう物語にぐいぐい引っ張られるってのはやっぱり心地良いですね。
さて、本物語は前回の異常な天才がたくさんでるわけではなく、ごくごく普通の学生達が巻き起こす悲劇。だからこそ、今回はいーちゃんがものすごく異質な人物に見えるのかも。
クラスメイトの葵井巫女子に、同じくクラスメイトの江本智恵の誕生会に誘われ、その後何者かによって殺されてしまう智恵の謎に迫ります。
それと同じ時期に世を騒がせる「殺人鬼」とも邂逅し――。まあ、あらすじ的にはこんなものでしょうか。

まず最初に、殺人鬼・零崎人識。これはなかなか魅力的な人物です。
殺人鬼と聞くと、もう自分しか見えなくて誰でもいいからブッコロスという欲求からなる獣染みた役を想像しますが、この零崎は全くの逆。実にフランクで言っちゃうとすげえ可愛らしいです。
殺人行為を人生の中でのただの「過程」と言っているところから既に異常者ですが、何か憎めないんですよねコイツ。いや、殺人はダメだけどさ。
そんな零崎はいーちゃんと何やら通じるものがあるらしく、妙に馴れ馴れしい。捜査にも付いてくるし、いーちゃんが殺されそうになったところを偶然助けて部屋に運んだりと、「お前ホント一体何なんだ……」って感じ。愛嬌あってどこかミステリアスな零崎に萌えました。

それで葵井巫女子。彼女もとても魅力的なキャラでした。
なんというか、イマドキ少女。友達とわいわいやって、普通に恋する、平凡な少女。なんだけど話し方も個性的で、ちょっと暴走しちゃうところもあるけど普通に可愛いのでございます。
いーちゃんに対するひた向きな好意も、見返りを求めない愛し方も、少し嫉妬深いところも全部ひっくるめて魅力的です。
しかし巫女子の最後は……。まさかあんなことになってしまうなんて誰が想像したことか。

さて今回も事件捜査ということで様々なトリックがあったのですが、正直全然想像もできませんでした。
読み返すと「あ、なるほど」って思わされるんだけど、初読でこれは解けないって。ダイイングメッセージの「X/Y」もすぐには思い浮かばないだろあんなの。
しかしながら、零崎といーちゃんの人物像の対比がなかなか面白い。同じような人種で、実は大きく違ったり。
零崎を「陽」と例えるならば、いーちゃんは「陰」と言ったところ。
自分のことを欠陥製品とか喩えてるいーちゃんはそれだけ他人にも無関心で、だからこそ冷酷な言葉のナイフを誰にでも突きつけることができるんですよ。それは好意を寄せたあの子をも例外に漏らさずに。犯人をどこまでも言葉で追い詰めるいーちゃんにはちょっと戦慄してしまいましたよ。
けど玖渚友はどうなんだろうな実際。そこら辺もうちょい詳しく知りたいなーって思います。


というわけで文句なしで面白かったです。
言っちゃえば登場人物みんな異常者で、壊れ物ばっかり。けど、だからこそ、魅力的な部分も引き出せると思うんです。
やっぱキャラが立ってる小説は面白いなー。超オススメ!

→『クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子』の感想へ
←『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』の感想へ

2008-09-25 : 文庫感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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