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“文学少女”と恋する挿話集1 [★★]


あの遠子先輩が帰ってきた!――と言うにはまだそんなに年月経ってませんね。アンソロジーもあったし。
さて、昨年堂々完結を迎えた“文学少女”。今回はその番外編の短編集ということで。
「あのときあの人はどうしてたのか」などの本編を補完する甘~い裏話がたくさん詰まった一作です。そういえば心葉が表紙にいるの初めてだ。


“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)
“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)


柔道一筋、人呼んで「炎の闘牛」。そんな彼が恋をした! 清楚で可憐な大和撫子、その名は……『“文学少女”と恋する牛魔王【ミノタウロス】』、「このことは内密に」待望の入部希望者が漏らした呟きには何やら不穏な気配が!? 『“文学少女”と革命する労働者【プロレタリア】』ほか、遠子のクラスメイトとの交流や、美羽&芥川のその後など、ほろ苦く甘い、極上のエピソードが盛りだくさん!
物語を食べちゃうくらい深く愛する“文学少女”天野遠子と、彼女を取り巻く人々の、恋する挿話集【エピソード】第1弾!!


“文学少女”を補完する甘くてほろ苦い短編集、開幕――!

のっけから牛園による遠子先輩への愛の演説(笑)でテンションが高い。
そんな遠子先輩を長く想ってたのにぽっと出の心葉が遠子先輩の傍に付くようになってから(実際は逆だけど)心葉を目の敵にしたいのはよく分かります。しかしあっけなく撃沈してしまう彼には同情せざるを得ない。

基本上のような明るくコミカルなお話が多かった。“文学少女”らしい青春特有の甘酸っぱさが素敵。
遠子先輩の友人の果歩が自らの恋心に気づく『“文学少女”と病がちな乙女』がもう悶えそうだった。
『ダニエスとクロエー』というお話に例えられた二人の恋路はもうもうすんごい甘くて! こういうの大好きなんだよホント! その後の二人の関係は語られませんでしたが十分余韻に浸れました。クロエーに幸あれ。

楽しい話はもちろんですが、やはり切なく胸が痛くなるお話もあってのビター&スイート。
『無口な王子と歩き下手の人魚』がそれに当たるんですが、この挿話集で一番好きな物語かも。「慟哭の巡礼者」後の芥川くんと美羽のエピソードを描きます。
対人関係に距離を置いた美羽が児童館のバイトを通じて、また新たな物語を紡ぎそうになるもちょっとした挫折みたいなのを味わいます。それを支えてあげるのが芥川くんなわけですが、彼はちょっと過保護すぎやしませんかね。そりゃ心配なのは分かるんですけど。でもそれだけ美羽のことを想ってあげているんだろうなー。
美羽も美羽で過保護されてウザがるのは分かりますが、もうちょい芥川くんの気持ちも酌んでやれよと。しかし、このお話でとある不幸から芥川くんが滅多に見せない弱さを出します。そこで美羽が取った行動ときたらもう! 貴女もツンデレなんですね!
一見アンバランスだけどこの二人ならきっとうまくいくんだろうなー。

あとあと心葉と別れて、遠子先輩が大学生になったラストエピソード。『スノーグース』のお話に重ねられた二人の想いはこっちまで心苦しくなるほど。そこで一人涙を流す遠子先輩がもう。イラストも相まって切なさ二乗。
でも離れていた分、あの再会がどれだけ心待ちにしていたかを想像すると少しは救われた気持ちになります。

他にも遠子先輩と麻貴先輩の出会いだったり、「繋がれた愚者」の裏で流人が遠子先輩と心葉をくっつけようと奔走するお話もあって、なかなか内容が濃い一冊となっていました。
心葉も最初は遠子先輩を迷惑がっていたのに、足はちゃんと文芸部部室へ向かっているというなんというツンデレ。あれ、意外に文学少女はツンデレ率高いんじゃない?
というかいきなり年上の綺麗な先輩にお声を掛けてもらえるなんて本来はその場で小躍りしそうなシチュエーションなのに、心葉はななせちゃんにも靡いちゃうんだから私からすると十分タラシですよタラシ。今はそんなこと思ってませんが。
本当に素敵な一冊だったんですが、唯一不満に思ったのがななせちゃんの出番が少なすぎること。
だがしかし! 次回はちゃんとななせちゃんのお話もあるという! これは絶対読みたい。
それから心葉が三年生になって、文芸部に後輩が入ってくるお話も興味ありますね。ななせちゃんは三年になっても心葉とちゃんと向き合ってくれるのかな……。


いやー面白かった。やっぱり“文学少女”はこうでなくてはね。
完結してもなお広がり続けるこのシリーズにはもう目が離せません。超オススメです!


→『“文学少女”と恋する挿話集2』の感想へ
→『“文学少女”見習いの、初戀。』の感想へ
←『“文学少女”と神に臨む作家 下』の感想へ

2009-01-02 : 文庫感想 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :
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