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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』 記憶の形成は作為 [★★]


みーくんがうそつきになった、ようしょうじだいのものがたり。
なかみはあいかわらずいるまひとまてきなぶっこわれたかたりべでありました。みーくんはこんときからすでになにかがはたんしているようです。でもまだこっちのがかわいげある。
さて、わたしもちょっとようしょうにかえって、このかんそうはぜんぶひらがなでうとうとおもいます。


嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)


むかしのことを考えると頭の中が深夜のテレビみたいにノイズだらけになるさっこん、いかがお過ごしでしょうか。
これは、ぼくがまだ僕になる前の話だ。家庭内にぎやか事件のあと、ぼくはいろんな人と出会った。恋日先生、じさつ志願者、いじめっ子少女、にもうと、そして、マユちゃん。みんな(とくにマユちゃん)の純粋むくな姿がめじろおしでおとどけなのである。……むかしのぼくは正直ものだったんだよね。
うそだけど……今度、じしょでうそって字を調べとこう。


うそつきから嘘つきへ、××からみーくんへ――。

まあ嘘ですけどね。
本当にまあ入間人間っていう作家はこう、一部の人へのツボを心得ている感じがするんでしょうね。私が影響を受け始めているのも仕方ない。電波女も好きだけど、やっぱ本懐はこのシリーズなんじゃないだろうかって改めて思います。

さて、今回の『i』ですが、みーくんがみーくんでなかった頃の過去編を明かす短編集です。全5編。
空の落ち方を教わり、いじめっ子にいじめられたり友達になったり、妹と逃走劇を繰り広げ、とある女の子にハントされる。まさしく波乱万丈のみーくんの生い立ち。どっかでネジが数本吹き飛んでもおかしくありません、っていうかこんなことあったからぶっ壊れたんだけど。
なんというかみーくんがいつもより幼いぶん、地の分もやたらと直情的な部分も目立ちました。特にいじめっ子のトーエが出てくるお話でのアレはすごい。みーくんも幼少から大分冷めてる性格(ある意味「醒めてる」でも可)ですし、なんかやっぱり浮いている感じが。彼が特殊すぎてかすんでいる感がありますが、クラスメイト達の小学生らしい無邪気な悪意もなかなか大したもんだと思います。たかが小学生のいじめだからって侮ることなかれ。こういうのがトラウマになって大人になっても引きずる人はごまんといるんだぜ。何よりも小学生というものは「どこまでが許される」という罪意識のラインがよく分かっていないのが怖いところ。

あと恋日先生がものすごい先生してるのがよかった。カッコいい。
っていうかこんな頃から付き合いがあったとは思わなかった。今では社会から抜けだした恋日先生だけど、こんときはまだ生き生きしてるなーと。いや、生き生きしてるのかな……。でも幼少みーくんとの相性はすごくいい気がした。
あとまーちゃんね。彼女もちっちゃい頃からまあ適度にぶっ壊れておりますわね。みーくん依存症もここでも健在。まだみーくんになりきれていなかったみーくんは彼女を傷つけたことにひどく罪の意識を感じ、阿鼻叫喚の非人間状態へトランスしたまーちゃんを目の当たりにして彼はどう思ったか。あそこも中々緊張が走るシーンでしたが。
にしてもこの胃にキリキリくる、気持ち悪いけどツボにくるやるはすごくごちそうさまと言えるような語り部っぷりがたまりませんな。読んでてさ、文で表現しがたいなにかがクるんだよね。このシリーズが好きな人にはたぶん共通していると思う。

そうそう、みーくんの本名もついに分かった感じで。
あー、だから、最初の方の「××してる」ってそういうことだったのかー! と全てが繋がった。
非常に歪んだ愛なんだけれど、よくこんなお話考えたなと相変わらず驚愕してばっかりですわ、この作者には。


おもしろかった。人の悪意や狂気も満載すぎて好みすぎる。超オススメ。

→『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん8 日常の価値は非凡』の感想へ
←『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん7 死後の影響は生前』の感想へ

2009-06-24 : 文庫感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0 :
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非公開コメント

自分はまだ過去巻で積んでますね……。
一応、全巻買いはしてるんですが。

>地の文が~
これが本当なら作者は本当にさすがですね。
自分も一人称で書く時がありますが、時期やキャラの違いを文体や表現そのもので変えるのは意外と難しく。
単純に情報面などで書き分けるのは楽なのですが、過去と今の違いを一目で地の文の形態に反映させる仕事はなかなか骨が折れます。
意外とプロ作家でも、地の文とキャラが一致してない人っていますし……。

やっぱり、この作者はただものじゃないんですかねぇ。
積み本早く消化しなくては。
2009-06-24 02:32 : ロリ男爵†能美TOM URL : 編集
>TOMさん
そうだ、早く読むべきだ。
かなり特徴的な地の文なので私みたいな特定のファンも多いようです。オススメ。
2009-07-01 01:47 : 絵空那智@管理人 URL : 編集
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